HiryUP blog

香山飛龍/VC Corbas DN3🇫🇷 /U23②/20歳/プロフェッショナルを目指してフランスで活動しています。レポートや日常、意見を書きます。

14/10/2020 レースシーズン終了

 

こんにちは。香山です。

 

多くの選手がそうであるように、僕も先週末からオフに入りました。

オフに入ると時間に更に余裕があるなぁ…なんて感じてしまうのでブログも細かく更新していこうと思います。

 

今回は軽い振り返りというか気持ちの反省をしていこうと思います。

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【🍂🍁】

というのも今年はとてもクレイジーな1年で、コロナの影響に加えて怪我が絡む始末でした。

そのせいで年間を通しての走行距離・レース数が少ないのは前提(皆同じなので)として、本来やるべきトレーニングが出来ない事や、レースに関してもフルな状態で参戦出来ない事など今までとは根本的に異なるシーズンとなりました。

 

サイクルロードレースっていうのは非常にタフな世界で、去年に別府選手と走ったときに言われた『残ったやつがプロになる』っていう言葉が強く意識されるような、そんなシーズンでした。

勿論選手である以上 結果・リザルト が全てを決定する世界で、本当に結果的にはそこだけなのも事実です。

しかしそこまでのプロセスで多くの選手が色々な事情で姿を消すのもまた、事実です。


だからこそ一回決断してからは意地でもやりきろうと、粘ってやろうって気持ちが強くて、今年は取り組みました。

まだ消えたくない。まだまだヨーロッパのサーキットでやってやりたい事がたくさんあるっていう気持ちがとても強くてそれを芯にずっと持って挑みました。

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【去年の写真。また大きいレースで全力を出しきりたい】


本当の気持ちとしては毎回 脇腹が 怪我が 原因はわからない なんて言い訳も説明も本当に嫌で、正直に辛かったです。

 

見てるほうもつまらないでしょうし、やっぱ僕自身ポジティブな話題が大好きなのでそう感じてしまいます。

だから自分の気持ちの悪循環を作らないように、今年後半はsnsの更新は最低限(雑でつまらなかったと思います😂)、とにかく目前の事に集中していました。

 

現実問題来年シーズンに入るまで克服できなかったら本当にヤバいなとか、考えないわけでもありません。

でもその度に克服するぞ!と奮い立たせてやってきて、意外と自分で自分を奮い立たせるのは得意だな、とか細かい変な発見もあったりしました(笑)。

 

 

勿論それは怪我をしてからの後半戦の話で、前半戦は異常なくらいモチベーションを発揮していたと思います。

勿論それがコントロール出来てなくて、身体を壊した原因の一つ、反省点だとは感じています。


でも大好きなロードレースに対して、こんな状況でもこんなにやりきれるんだと、心の自信には繋がっているのも事実です。

強くなりたくて、止まってしまうのが物凄く恐怖に感じていました。常にヨーロッパのエリートナショナルカテゴリーの走りを思い出して、まだまだ強くならないと通用しないぞ、と日々悪循環で鞭を打ちすぎました。

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【もはやトラウマ😂👌】


きっと僕はやるべきことに対して冷静を装っても、内心の焦りが強すぎてやりすぎてしまう傾向があるみたいです。やっぱり何事も焦るのは良くない。そう感じました。


だから今年は一旦冷静に、焦りすぎず、我慢しすぎず。落ち着いて物事に取り組むようにトライしてみました。

こんな経験も道から逸れたから出来たのかなとか思います。


だから一旦オフで心を休ませて、プランを立てて来年こそは最善のスタートを切れるように進めていきます。いまはそんなワクワクした気持ちが強いです。

 

12/10/2020 最悪から一転、素敵な出会い

こんにちは。香山です。

 

最近はレース最終戦がcovidの影響で中止になりシーズンが終わったので、帰国までは秋のフランス・ローヌアルプ地方を楽しむライド(😆)を行っていたのですが、まさかの最終日に標高1200mの山岳地帯でスコール(天候の激変)に遭遇。

 

シーズンの事、怪我の事、(最近は集中する為に疎かにしていた)近状とか、書きたい事はたくさんあるのですが、今回は率先してこの昨日のエピソードを書きます!

 

ー

 

山の天候やシチュエーションが時に命に関わるのは割りと意識していて、最低限のノーレイン防寒具を持つ、エマージェンシーカードや情報を所持するなど気を付けてはいたのですが、今回もやってしまいました。

(前回は去年の冬に雪が降る中、大垂水峠に行って凍傷になりかけた話😩)

 

前回の大垂水峠はただのアホとしか言い様がないですが、今回はまさかのスコールに遭遇。


いきなり気温が0℃になり、強い風と雨/雹と霧が発生。

レースでも経験しているし、スコールは割りとすぐ去ることが多い事から最初は冷静だったのですが、寧ろ段々悪化していく天候に青ざめていきました。

 

色々と頭を使いましたが、雨宿りしても濡れた状態かつ標高が高く気温が低いので逆効果だし、ルートを変更して最短で標高を下げるためにはst etienneまで山を登って下る必要がありました。


そのうちに体温が一瞬で奪われ、しばらくすると凍傷の軽い初期症状(身体末端の血管が閉じて痺れが発生する)が出始めた為、自走は諦めてヒッチハイクを決断。

 

通りすがりの車に手をあげて必死にアピールすると、あまりの天候だった為か一発で理解してくれて、すぐ止まってくれました。

 

事情を話すと承諾してくれて、連れていってくれる事に。しかも話を進めるとなんとcorbas在住の夫婦さんで、これからcorbasに帰る途中だったとの事でした。(この峠からcorbasまでは100km離れている)

 

強く感謝を伝えて、乗り込むと安堵で本当に本当にホッとしました。それからはたくさん会話をして、メールアドレスも交換してお別れに。帰路の途中に家があったので、結果的に家まで送って頂いてしまいました。

 

本当に助かったし、もしもずっと1人だったら、まともな判断が出来ていなかったからと思うとゾッとします。

いくら急な天候の変化だったとは言え結果的には自分のミスですし、今まで以上に慎重になるべきだと強く思いました。

 

そして、僕も困っている人には今まで以上に手を差しのべられる、素敵な人になろうと思いました。


tour de franceに出て私たちに自慢させてくれれば良いよ(笑)と言ってくれましたが、本気に受け取っていますし、忘れません。

 

色々な方々に助けられて(助けられっぱなしで)成り立っている人生、そしてフランスの生活。
温かいフランスをますます好きになる、結果的には素敵な出会いでした。

 

心からありがとうございました。

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【DamienさんとNadineさん😆】

【report】26-27/09/2020 2,3,j gp de chateaunef - gp de allan

Gp de chateaunef 

►Category 2,3,j
►Distance 12km x7 84km
►Up 1456m↑
►Results  2eme

 

 

【コース】


去年走ったことのある上り下り平坦がオールラウンドに混ざったレイアウト。特に最後はGPMを越えて下り、ストレートな車一台分の石畳(市街なので整ってはいる)に突入。右に90度曲がり150m程のスプリントでフィニッシュ。


登りは二回とも2km程、メインの平坦は大通りで追い風基調だったので60km/hオーバーだった。逆にフィニッシュライン後の平坦は向かい風横風だったので最低限力を使う事となった。(それでもうまくアドバンテージを生み出した実感はある)

 

 

【展開】


1週目から落ち着いて手遅れにならないように集団の動きを見た。最初は人数が100人オーバーだったため落車があったりカオスで、カテ1以上と違ってプロトンを信用しきれない感覚はあったが冷静に進められた。


最初の逃げは明らかにうまく回っていないのとタイム差が広がる素振りすらないので見ていた。(チームメイトが入っていた上、常に15~20秒ほど)


3周目の最初の登りで逃げをキャッチすると共にアタックがかかる。決まる確率の高い力業のアタックだったのでこれにしっかり反応し一気に逃げが出来上がった。


協調体制もしっかり組めて最初はプロトンが必死に追っているもののタイム差が縮まらない印象を受けた。常に20秒ほどだったがカテ2はある所までいくとプロトンが力尽きる事を知っていたので回し続けた。


しかし4周目の登りで1人の選手(今回勝った選手)が短期で合流。そのままペースアップとなり1人ドロップ。そこからは一気にいける確率が高いと感じたので適度に休みつつしっかり踏んだ。


登りはうまく立ち回って他の選手に任せる事が出来たので回復できた。平坦は負担になりすぎない程度でもしっかり回せるのでそれは良かった。


残り1周まではしっかり協調が組めていたものの最終周の最初の登りで優勝した選手がアタック。これは本気で踏んで反応。数人対応できずこの時点で6人になった。


そこから平坦・登りと大きなアクションはなく、しっかり警戒しながら進む。去年の経験から最後の下りをトップで行くのが一番勝率が高いと感じていたので逆算してしっかり登りはフォローに入る事に。


GPMまで残り600でアタックがあったので無理なく反応。その後も二段階のアタックに備えたがそのままだったので下りの始まりでアタックするようにポジションを上げる。


固く二番手で下り、テクニカルな部分が終わった瞬間力を入れてアタック。これで下りの最終セクション、細いストレートに入るつもりだったが右から優勝した選手に並ばれてしまう。(おそらくこの時点で後ろは離れていた。)


ビビらず踏んだが、彼も良いスキルを持っていてギリギリ前に出られてしまった。そのままホイールをフォローしながら最終コーナーを終え、スプリントへ。


スリップに入り、やれる事はやったが後あと数センチの差で負けてしまった。f:id:hiryubmc02:20201003200314j:image

【2位】

 

 

【考察】


まずこの日に関しては脇腹の痛みが最小限しか出なかったのが救いだった。だから落ち着いていられたし、今持っているパフォーマンスをそのまま発揮できた感覚があった。


しかし全くなかったわけではなく、今回はまた腹筋が痛むような感覚に襲われた。勿論頻度も以前に比べれば可愛いもの。

ただアタックに反応した時は腹筋付近から筋肉痛みたいな違和感が出て、「こんなん可愛いもんだ~」と思って踏んだのは記憶に残っている。事実勝負はできたので痛みは小さいし、レース後も問題はなかった。


内容に関しては去年に比べて格段にスマートだったと思う。無駄な力は使わなかったし、ただひとつ最後の下りのアタックで並ばれたのが最大の誤算だった。

そのあとも集中してコーナーもパスしスプリントも行えたが勝てなかった。たった数センチの差だろうとそれがすべて。

今回こそスッキリ負けたのも久しぶりで、だからこそ悔しい。選手である以上ここで勝てないといけない。チャンスは無限にない。そんな事が頭を駆け巡った。


今回はレイアウト的に確実に先頭でコーナーに侵入する必要があった。そのミスが響いた。

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GP  de allan

►category 2,3,j

►distance  26km x4  102km
►up 1000m
►results 15-20e

 

 

【コース】


去年とレイアウトが大幅に変わっていて平坦のレースになっていた。
概ねずっと大きい道路でgpmのみ入口が狭い左折。フィニッシュ1km前からは村に入るので狭く4か所のラウンドアバウト、コーナーの連続だった。

 

 

【展開】


この日はスタートが早く、気温は6~8度しかなかった。雨も降りそう(予報はまちまち)で着込んだが、結局レース中は晴れてしまい大半を脱ぐことに。


最初はプロトンで舞っていて、中盤に逃げが発生した。しかし前日強かった選手が見送っていたのでそれには反応しないで待機してしまった。


そのまま最終周回に向けて前日の優勝者のチームが上げていくが縮まりきらない。gpmに入るタイミングで麓からアタックし、精鋭の追走を作る事に成功したが、最後は5秒ほどの差で逃げ切られてしまった。


また最後のスプリントも最後のセクションで前に数人入られてしまいそのまま一人パスしてスプリントという集中力に欠けるものになってしまった。

 

 

【考察】


色々と甘かった。前日に引き続き痛みは可愛いものだったが、展開は全く良くなかった。前日負けたと言えど大きな力の差はないわけだし、しっかり逃げに積極的に入ってチャンスを作っていく事が重要だったと反省。


これがカテ1以上なら理解できる部分もあるが、前日に逃げを決めたようにこれはカテ2。逃げが出来たなら展開に当てはまっていく事が必要だった。


また最後のスプリントも、もう繰り返さないようにしないといけない。仮に勝ちには絡めなかったとしてもしっかりプロトンの頭をとる事は勝ちのシチュエーションのトレーニングになる。重要性をしっかり反省していく必要がある。

25/09/2020 気持ち

 

 

シーズンが終わろうとしている。気持ち的には複雑で、怪我に悩まされ続けて終わってしまうという現実と、その怪我が悪化を辿っていないという現状がただ漠然と頭の中にある。


怪我の症状が現れてからの一か月に比べたら身体は大幅な回復傾向を見せてくれていて、今週は満足のいく強度、レースとインターバルトレーニングを含め達成することが出来た。


先週のレースはインターバルトレーニングが不足している現状がそのまま形となってしまって現れた。しかしそこでインターバル域をやりきって回復した事により今はとても感覚が良い。パワーの値は勿論、脚の反応がとてもフレッシュで楽しいのが最高だ。やっぱロードレースはフルガスじゃないと。


そんな感覚の中で今週は今まで自分が合格レベルと定めていた練習が仲間と出来て、とても幸せだった。


勿論インターバル域をすると痛むには痛むのだが、確実に痛みの強さが低下しているという事と回復のスピードが上がっているという事も注目したい。 

 

勿論最善は‟痛みを発生させない事”である事には変わりないのだが、しっかり100%に近い出力域でのインターバルをかけてもこの程度の痛みというのは自分にとっては無視できない、驚きの事実だ。

 

 


6月、最初はレースで痛みが出てフィニッシュ後は動けず、レース翌日~3日間は日常生活で歩くだけで脇腹が強く痛むような状態だったが、今はその時から明らかに変化を見せている。

レース翌日にテンポ強度のロングライドが出来たし、日常生活では一切問題は無くなった。

こういった前向き要素は確実に完治に至るまで自分を奮い立たせてくれると思う。


ただ、冒頭に書いたようにシーズンはもう終わりを迎える。


オフをたくさん取って身体を休ませれば怪我とは無縁のレース活動が再開できるのか、それともまだまだ戦いは続くのか。そんな不安が付きまとうからオフを心の底から楽しむのは正直難しそうだ。


シーズンオフを直前にしているのに、コロナが始まったあの時期からの‟出し切って戦いたい"という願望が拭いきれない。

去年のようにエリートナショナルカテゴリーで身体の芯まで出し切ってフィニッシュラインを越えたいというのは本音だ。


そんな引きも切らず続くモチベーションに近い気持ちが今年はぶつけられていない。

こんな経験は初めてだし、正直に言ってロードレース経験の中でまっすぐ上を向いて成長出来なかった初めの年だ。


でも、だからこれからも妥協無くやる事はしっかりやるし、過度な現実逃避もしない。

 

これがネオプロ契約後の出来事だったらと思うともっとゾッとするし、アマチュアのうちに下準備を済ませるという目的からは大きく逸れていない。(ヨーロッパ文化、言語、経験、すべてが選手の価値として不利に働かないように吸収する)。それが怪我だったとしても。

 


だから漠然とだけど、前は向き続けられている。同時に負け続けるのなんて絶対に御免なので、治った暁には度肝抜いて見せるという気持ちがどんどん強くなる。


明日はそんなシーズン最終盤のレース。やれる事は全部やってきます。


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【TTバイクのトレーニングも再開。やっぱり気持ちいいな】

【report】20/09/2020 2,3,j gp de bourg les valence

Category  2,3,j
Distance 5.5k x17 93km
up 326m
result peloton finish

 

 

コース


ベルギーのケルメスを彷彿とさせるフラットなコース。また一か所は狭いタイトコーナーの立ち上がりから一本道で完全な横風になっているのがポイントだった。


難しい箇所はないものの、インターバルが何回もかかる完全なスピードコース。

 

 

展開


レースとしては最序盤に出来た逃げがそのまま大差をつけてフィニッシュに行く展開となった。

自分は最初の15~20分は痛みが出てしまったのもあって集団でゆっくりしていた。今回は何と左サイドが痛んでしまったのには驚いたが、かなり強い痛みではなかった上、数分で収まった。

今回はそれ以降は痛みは無かったのだが、勝ちを狙う場合の展開的には惜しい部分で動けなかったといえる。


集団も常にハイスピードで進み常に一直線上な印象を受けた。逃げにチームメイトが2人入っていたのも相まって集団で待機する事に。しかし痛みの影響でインターバルトレーニングが過度に不足している為か、カテゴリー2と言えど余裕は全く無かった。


痛みが出ないという因果関係からエンデュランス系は充分以上に取り組めているので決して千切れる事は無いが、アタックが連発する先頭には行けても維持が難しく感じ、モヤモヤした。(いつもなら前方で待機したと当たり前に書けるのに。)


また常に一直線状のプロトンだったため、上がるのには力を使うかタイミングを見定める必要があり、自分の状態のせいも相まって苦しいものとなった。


横風のレースなのに常に前方というよりは寧ろ後方、中切れをパスしていくなんていう無駄足もわかってても使ってしまう辛いレースだった。

しかし千切れる事は無く、エンデュランス系が充分でインターバル系が欠けているからこその生き地獄のような状態が続いた。今回はそのせいもあって2hのNPは271w(4.9w/kg)。


終盤に向けて人数を減らし、プロトンはスプリントとなった。自分は三番手に着けていたが、脚も無くなっていてズブズブな結果になってしまった。

 

 

考察


現段階では対称的な2つの考え方がある。一つ目は痛みが序盤の最小限で済み、厳しいインターバルをレース強度で無事に行えたこと。

これは大きな要素で、いつもレース強度だと痛みが発生する確率が高く、最後までこなせない・痛みによるパフォーマンスの劇的な低下が見られた。

また基本的にインターバルをトレーニングで取り入れる際は~80%に制限するなど工夫してやっとの範疇を越えられていなかった。しかし今回はレース強度の中でそれを完遂する事は出来た。これはやり方や状態・シチュエーションによってはインターバルトレーニングが可能という事にも繋がる。


また左側が痛んだことに関しては個人的には正常だと思う。診察の後整体に通い左右差を取ってもらい、ストレッチやライド時・生活時も気にかけてきた。

左右差が無いのであれば箇所的に左右に症状が現れる事は不思議ではない。まだ新たなデータに過ぎないが、アクションに変化があったのは確かだ。そして症状が弱く、短時間だったのも気になるところ。

 

そしてもう一つは上記でも触れたように単純なインターバルトレーニングの不足による厳しさ。怪我のせいで回数・クオリティが劇的に下がっているのは自覚している。

しかしここまで本当に練習で出来てない事は本番でも出来ないが具体化したのも初めてだ。ジュニアの選手が沢山いる中ボコボコに引きずりまわされるのは正直いってかなり悔しい。というかあり得ない。


しかし今回は仕方がなかった。普段できる走り(インターバルは勿論、前にいる事、逃げに反応する事)が出来なかった。悔しいけど今だけは素直に飲むしかない。

決して悪化したり、大きな後戻りをしているわけではなく、悔しい中小さく小さく前進はしている。

【report】1,2,3,j GP du faucigny

 

►category 1,2,3,j
►distance 110km
►up 1590m
►result...65eme +16'17

 

 

【コース】

スイス方面、シャモニーに近いともいえる山岳地帯でのレース。平坦なライン区間を走り、24kmの山岳ラップを3周、最後に約6km平均4-5%を越えて、下りの後に市街地フィニッシュ。


またラップ区間の登りは約9km(緩急のある体感平均6%程)で序盤は広くスピードクライム、中盤は斜度が10%程で終盤に向かって平坦がたまに混ざるクライム。
特段難しい箇所はなく、ダウンヒルも含めストレスは無かった。

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【展開】
コロナの影響か参加人数は150人、有力チームも多数でエリートナショナルに近い感覚を覚えた。レースの中身は異質で常にハイペースで進み、毎週常にふるい落としという展開だった。


自分は怪我の途中経過の一環であるため、チームに理解して頂いた上でフリーに動くこととなった。というものも自分の症状は高強度(フルスロットル時)に発症するのが確定的で、最初のアタック合戦で傷みが出てしまっても仕方がないという判断だった。(結果的にドロップするまで常に高強度言う結末だったが。)


序盤はフラット×追い風で速いペースで進む。去年のレースの経験上、決定打なレイアウト(登りや狭い道など)が無い場合すんなり決まる事は少なく、速いスピード域での打ち合いが繰り返される事はわかっていた。


しかしチームメイトが動いてくれた事には感謝で、去年自分が担っていたからこそ重要さは理解している。


プロトンは逃げが生まれないままラップに入り登り始める。真ん中で入ったが、この時点でドロップしていく選手が多く見受けられる程ペースは速かった。

というのも有力といわれる選手たちがアタック合戦を始め、この最序盤と言える場面でプロトンは軽く分解。20人ほどの逃げと取り残されたプロトンという絵になった。


勿論今回の出場層は厚いので死んだ感覚はなくプロトンもハイペースは維持、早くもどんどん人数を減らしていく展開となった。


一週目は耐え、下りを利用して補給し最大限次周に備えた。結果的に最初の一時間の時点でプロトンは約70人。


しかし二週目の登りはじめは更にペースが上がり一列棒状になる。この時点で厳しい自覚はあったが斜度が厳しくなる中盤セクションまではドロップする選手を横目になんとか耐えた。しかしそこから更にアタックが続き数人と共にドロップした。


強度を保っていた時は痛みはほぼ無く、完全に出し切れていた。しかしドロップ後に痛みが出たのが印象的で、感じていなかっただけなのか、集中力やアドレナリンの影響なのかはわからない。


そこからは完全にグルペットでフィニッシュを目指した。終盤に向けてアタックがあったが、対応しスプリントで2位でフィニッシュした。(65位 +16'17)


とくにこの最終盤は痛みがあり、心拍や脚ではなく痛みでドロップしかけていた。しかし、レースは仮に痛めても身体のレベルを最低限落とさない為、データをとる為にもやりきり事は決めていたので耐えた。

 

 

【考察】
痛かった。しかし悲観的ではなく、高いレベルのカテゴリー1を完走できたのは前回よりステップアップとも見て取れる。(渡仏後のcat1は痛みでリタイア)


勿論去年はエリートナショナルでもっとまともな走り(仕事をしたり、残り20kmまでプロトンで耐えていたり)が出来ていて、本来必要とされるパフォーマンスが低下しているのは事実で否めない。

事実去年より正常に強くなっているのであればもっと行ける感覚はある。(今はエンデュランス中心のトレーニングしか出来ない為もの凄く高い強度に感じてしまうし、身体が追い付かない)


その感覚のずれというか、(バッドコンディションを除いて)頭の中の自分と実際動く身体のレベルに差があるのは初で、やはり悔しいしやるせない。


まさに少しずつ、進んだり後退したりの日々に感じる。でも、進むためには的確に努力を積むしかない。


最後に悲観的になっていない最大の理由として、ハイレベルのサイクリングレースのプロトンの中にいるというのはやはり最高の感覚になる。

 

勿論アマチュアだけど、今の私にとっては最高の舞台。リスペクトしている選手が沢山いる。自分より優れた人物が山のようにいる。厳しいレイアウトでクレイジーな走り。

 

去年のように正常に燃え尽きる事が出来たらどれだけ幸せだろうと想うと共に、少し帰ってきたという何かも心にある。

【report】2,3,J Prix de zone des granges

 

category 2.3.j
distance 1.1km ×70 72km
up 213m
result 3e 

 

 

コース


平坦な1kmコースの周回。バックストレートとホームストレートが緩く登っていて、行き半分が追い風・帰り半分が向かい風。
難しい要素はなく、逃げを行かせると危険なラップの危険性すらある短いコース。逆に言えば逃げを狙いたいコース。

 

 

展開


低中強度の練習では問題なかった事、決してレベルの高いレースではない事からしっかり動いてみる事にした。また短いサーキットで人数も決して多くない事から動くのは悪くない。寧ろ身体が正常っであれば正しいと思っている。


スタートから隙を見つけアタックしてみる。勢いタイミングもよかったので一人で抜け出し、全力で踏んで前待ちを試みる。こういったレースで序盤に取り返しのつかない逃げが生まれ。フィニッシュまで行くのは珍しくない。


今回はそういった狙いもあるので吸収されるまで全力で踏んでみた。しかしそこからの追走ではなく、枚数を揃えていたチームが警戒して吸収に来たので序盤からの逃げにはならなかった。

しかし最近では珍しく、この時点で痛みが発生。今回は肋間筋が痛むというよりは度々怒る神経痛に近い痛みを覚えた。(今回は激痛とまではいかず、後半に向けて回復した。休んだから回復ではなく、レースでアクションしているときも含めて徐々に回復していったのとポイント。今までの筋肉の痛みと神経痛が2つの要素として絡んでいたと見ることも出来る。)


そこからはその流れのまま逃げをトライする選手はいるものの許す気配はない。また平坦なので強引に決定できるような選手もいなかった。


目をつけている選手、危険な流れのアタックは反応したが決まらない。ここはうまく切り替えて狙いを定めて動けたと思う。中盤は福田選手と交互にアタックをしかけ、枚数を揃えているチームを削った。

その流れで一回本気で決めようと福田選手と一緒に逃げ踏んだが、プロトンが最後の意地を見せてきた。


そこで消耗を感じたので集中して次のアタックに乗り、それが4人の勝ち逃げとなった。

 

そこからは極力脚を使わないように動き、結果的にスプリントで出遅れる形になり負けた。コースに起伏があれば確実に独走に持っていきたかったが、正直に自信がなかった。スプリントも番手につけている事を意識しすぎて3番目の選手の鋭い加速にやられてしまった。

それが悔しかったし、今回に限っては一番のミスだった。今回のレイアウトでは私がそれをするべきだった。絶好のチャンスだった。

 

 

考察


最近はスプリントも大好きで、展開は良かったが最後にミスを重ねてしまった。本来であれば独走が持ち味だと思っているが、コース的にそこまでの差はなくてスプリントに持ち込んだのは悪くなったと思う。

しかし最終局面で最初に仕掛けるべきは自分だったし、少し待ちすぎてしまったのは事実。今回に限ってはそこだけだったと思う。

 

勇気をだしたスピード差をつけられた状態でスプリントを開始されると、想像以上に短い距離で捲るのは難しい。

 

勝ちたかったけど、データを集めて来シーズンに痛みを解決する(完治or付き合い方を見つける)という目標は変わらない。


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📸:official

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📸:fukuda yoshiaki

04/09/2020 最高な毎日

 

こんにちは。香山です。


久しぶりにブログを更新していきます。今回も結論から書かせてください。やっとやっと、最高な毎日が戻ってきました。

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【サイコーエブリデイ🥳🥳🥳】

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故障に関しては前回の記事を見て頂ければと思いますが、このまま好調であれば低リスクのままレースに復帰していけそうです。

 

本格的なトレーニングも低強度から始め、高強度を入れる際もWと感覚で限界に到達しないようにセーブして様子を見てきました。


勿論レース数を減らしたり、LSDを中心に組んでみたりと工夫はあった訳ですが結果的に想像以上に良い方向に向かっていると思います。


何を隠そう、2か月間原因すらわからず、痛みが出ない範囲でトライと修正…のはずが思いもしないところで痛みが出てトレーニング中断。なんて日々を送っていたので非常に苦しい期間ではありました。


人生で初めて退化というか、弱くなっていく感覚があって、そもそも自転車に軽い強度で1h‐2hしか乗れない。周りは再開したレースを全開で走っている。原因も良くなる兆候も見えず。そんな状況での2ヶ月だったので不安定な時期を過ごしたと自覚しています。

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【心から楽しめは、しなかった。】

 


でも心の中では良くなっていくと信じていたというか、うまく表せないですが、良い方向に持っていけている自分もいました。

 

そもそもアスリートという存在になった以上、怪我や故障、精神的ストレスだとかが日々存在するのは承知なワケで、それらから(改善せずに)逃げても何も生まれないのはわかっていました。


だからこそそれらが起こった時の為に、普段から対策を作っておく。今回で言えばキーポイントは自分の対応力だったと思います。

 

経験値というのは僕の場合そういった問題解決のため(進む為)に必要としているワケで、だからこそ日々ボケーっと過ごすのではなくしっかり考えて意思を持って何事も吸収していく。こんな事を去年から発信していたのです。


まぁ何を格好つけよう、今回は簡単にキャパオーバーして苦しい時間を過ごした訳ですが😂

 


でも早い段階で根から腐っていたらどうなっていたかわからないし、もっと焦って違う方向に進んでいたら遠回りになっていたでしょう。

 

勿論人生なんて遠回りだらけで、それが素敵なのはわかっていますが、U23は本当に一瞬のチャンスなので私の場合は最小限にしていく必要があると思っています。

 

 


そして今回なによりも振り返るべきなのは自転車・ロードレースに対して色々な感情が生まれたことです。


一番症状が酷かったツールド葛尾ではグルペット(遅れ集団)にも付けず、ボロボロ泣きながら単独で走りました。

 

ほんとにまともに走れずDNFだったんですけど死ぬほど悔しくて。壊れちゃったんじゃないかってくらい涙が出てきて、コロナ期間の努力とか、色々なフラストレーションもあったのかもしれません。


レースも本気で走れないし、思い通りのレースメイクも出来るわけなく、意地で良い形に持って行っても低下した能力と激痛、敵には脚ないアピールをして誤魔化すの連続。でもデータを取る為にレースには参戦する。そんな流れでした。


その後は色々あって生まれて初めて自転車にモチベーションが感じられなくなりました。こんな仕打ちねーよって感じで。まぁそんな事言いつつ、梅雨の豪雨でも毎日自転車に乗っていたんですけど(笑)。


でもずっとたくさんの情報収集をして、自分が記録していたデータを全部集めて、照らし合わせてトライして。必要な経験だったなとは思っています。

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【こういう時の為にずっと記録を取っていたのが救いになった。】

 


今後ぶり返してしまうかもしれないし、まだ完治したのかもわかりません。ただ今後はもっともっとスマートに対応していけるという事は感じています。

 

勿論タイムリミットがありますから余裕はないですが、一歩一歩確実に進んでいこうと思います。


こういった一連の経験があったからこそ自転車がより大好きになったし、普通に乗れる事が尋常じゃないくらい幸せに感じます。本当に楽しくてワクワクしています。乗れているので能力もどんどん軌道に乗っていくのを身体で感じでいます。

 

しっかりトレーニングをして、回復する。この一連の流れにやっとやっと戻ってこれました。痛みがあるから回復にするとか、悪化させたらまずいから時間を減らすとか、そういう事なく正しい流れに乗って鍛える。本当に幸せです。

これでレースが違和感なく走れれば、僕としては半年ぶりのレース再開と言えるでしょう。


来年何の問題もなく、最高の形でスタートする。今年も慎重になりながら、やれる事はしっかりやる。それらをうまい割合でコントロールしながらここからも進んでいきます。

 

是非応援、宜しくお願い致します😁


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【Cycling、最高では🥳🥳】