HiryUP blog

香山飛龍/VC Corbas DN3🇫🇷 - Yamanakako cf🇯🇵/U23①/19歳/プロフェッショナルを目指してフランス、時に日本で戦ってます。レポートや日常、意見を書きます。

VC Corbas フランス日記⑤


フランスに来てから早いもので二ヵ月がたちました。レースは12レース参戦してきました。カラダの故障、トラブル等無く暮らせています。

まだ勝利はありませんが、狙える場所にいる事を実感しています。後は頭を使って、流れを読んで、全力でやるだけです。


そんな今は短い休養期間にあります。4日間自転車には完全に乗らず、疲労の過度な蓄積を防ぐと共にコンディションの波を調整します。自分の感覚ではまだまだ疲れていない!と感じるのですが、慎重に進める事が大切だと思っています。今日も生活、レースを振り返ってみます。

 

 

食事


食事は基本的にパスタ、米、パン、じゃがいも、卵をベースに豚肉、鶏肉、牛肉をチョイス。サラダはレースが無いとき(基本的に月~木曜日)は摂取しています。その他にはリンゴ、オレンジ、バナナ、ヨーグルト
朝はシリアルを食べています。
勿論ドーナツやチップス類もたまには食べます。しかし外食も本当に少なく結果的にある程度健康な生活を送れていると思います。

お腹の問題も無く(硬水等)、美味しく頂いています。特に乳製品の美味しさは凄まじく、バター、チーズは別格の美味しさに感じます。


また食事という意味では友達同士の小規模の食事パーティが結構な頻度であって楽しいと感じています。招いた人が料理を用意して雑談しながらの食事。あの雰囲気が大好きです。
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お金


お金は厳密に管理しています。同世代の選手は大半が親や周りの方のお金の面の協力があって生活が成り立っていると思います。これに関してはまた尖った書き方になるのですが、
一つだけ大きな疑問があります。


なぜ口では「お金の価値」「稼ぐのは大変」と言うのに消費のデータは取らないのか。また「一年目は経験の年」と僕もよく言いますが、経験を来年以降に活かす為に数値化しないのか。


お金という意味では僕がクラウドファンディングや募金をしない理由は「いくら必要かの明確なデータが用意できていない」「自分でお金が入るシステムが作れていない」からです。色々なクラウドファンディングの募集を最近よく目にします。ただ本気で疑問に思っているのは「目標額の増加(達成したので次は〇〇円!等)」「具体的な数字の少なさ」。
なんの為の目標かもわからないし、ただ「お金ください」と言っているようにしか見えません。それでは成長は不可能です。綺麗ごとではなくて、お金が必要なら落としてもらえるシステムを作るか働くしかないと思っています。


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まず2か月の生活で計2035€(約26万円)使っています。この数字にはs-works7 shoe(369€)、家賃(400€)、visa代(250€)も含まれています。


まず予想通りなのが最初の一か月が一番コストが掛かるという事です。幸いなことに必須な家具はMeniniが揃えてくれていたのでこれでもかなり節約できたと思っています。
シューズは壊れたのが原因でs-works 7(369€)、幅の問題で380mmのDEDAハンドル(80€)やドリンクの粉・バーテープクリート・チューブなどを揃えるのにも出費しました。


見ての通り2/13~3/13で1441€(18万5千円)と大部分を使っています。最初はイレギュラーな出費がある事を学びました。食費のみはなんと260€(約3万円)に収まっています。


3/14~4/15では594€(7万5千円)まで下がっています。生活が安定したこと、必要なものが揃った為に食費以外の割合が大きく減っています。

 

今はまだ2か月ですが、積み重ねる事によって情報は有利な存在になります。具体例があれば筋が通ってくると思います。勿論このような事をレース関係でもやっています。幸い時間はありますから、めんどくさがらずやるのみです。ましては自分のお金ではないのだからこの程度は必須、あたりまえだと思っています。

 

 

練習

 

素晴らしい環境です。文句はありません。平坦のTT可、上りのTT可、何よりノンストップです。何度も書くように3年間求めていた環境が手に入り、成長を感じています。毎週レースがある事によって練習時間は抑え傾向にありますがそれでも週500kmは全く苦ではありません。

モチベーションが常に高く、5℃の雨の中のvo2maxの練習をしたって苦には感じません。神奈川の信号から解き放たれた今何をやってもモチベーションが途絶えることはありません。心からヨーロッパ、フランスが好きなので最高です。ロングライドは4時間TTの観光なのです。(勿論追い込みます)

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レース

 

レポートでお伝えしているように激しく最高なレースに出場しています。メインとなるカテゴリー2は勿論、カテゴリー1、アマチュア最高峰のエリートナショナルにも選んで頂き経験値を伸ばしています。


まず自分の中で必須条件にしているのが「完走」「落車しない事」。これらは達成しないと成長が遅れてしまうと考えています。完走は例え勝ちが狙えない集団にへばりつく形になってもトレーニングの量を確保するという意味でも重要です。

しかし序盤から千切れてしまってはレースの本質は見えないし、レースは展開を見て考えて走る事が重要です。今のところは最終局面まで集団で活動出来ているので得られているものは大きいと思います。


今求められているのはカテゴリー2での優勝。エリートナショナルはまだ力の差を感じますが、上記は可能だと感じています。しっかり頭と目と脚を使ってクレバーに戦っていきます。


細かい部分としてはサポート陣が非常に機能していてストレスは一切ない点が挙げられます。julien監督、clementを始め多くのアシスタントの方々が動いてくれて、100%レースに集中できています。これは本当にカルチャーショックに近く、時間の管理、椅子の準備、レース前のミーティング、補食管理、ボトル管理、空気管理、トランスポンダー・プレート取り付け等をすべてやってくれます。

またレース前からスケジュール、時間の指定が明確です。



日本人の僕としては手伝いたくなるのですが、手伝うなら集中して一つでも良いリザルトを狙いに行くべき(それが求められていること)だと思いました。
日本からすれば非常にプロ的なのですが、勝ちを目的としたマージナルゲインとしてヨーロッパではあたりまえになっている部分だと感じました。

 

強く感じる事は今までの環境と「差がある事」です。フランスのDN3チームでここまでなのだから、どこのヨーロッパのナショナルチームも同じ以上の恩恵を受けられているでしょう。日本チームとしては危機感を持つべきです。これらにはお金は殆ど掛かりません。

Vc Corbasのレースに挑む準備は今までの経験の中で抜群に優れています。


逆に僕たち選手はリスクヘッジに努めなければいけません。日頃から手洗いうがい、体温調節、天気の把握、前日から機材チェック、コースを頭にいれる、補給食...言い始めたらきりがありません。これらはすべてリザルトを残すため。チームも僕も出し惜しみせず努力を続けます。
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こんな感じで(趣旨がブレブレですが)順調な生活を送れています。ただひとつ勝利という目標はまだ達成されていません。しかしモチベーションが下がることはありませんし、無駄に感じたレースは一つもありません。今は集中して改善を重ねて試行錯誤してみます。
それではまた!